多趣味で救われる

多趣味は幸福になるチャンスが多くなる 自己啓発

私は結構多趣味なのではと思っている。思いついているだけでも、音楽(演奏・鑑賞両方)、料理、お菓子作り、美術館巡り、ダンス、読書、スポーツ観戦・・・。

とにかく好奇心が旺盛で、興味のあることはすぐ「やってみよう」となるのである。

やりたいことを見つけるのが得意なのかもしれない。

ある日、イギリスの論理学者、バートランド・ラッセルの次の言葉を読んで、「確かに、その通りだな」と納得した。

The more things a man is interested in, the more opportunities of happiness he has and the less he is at the mercy of fate, since if he loses one thing he can fall back upon another.

(人は興味のあるものが多ければ多いほど、幸福の機会が多くなり、運命に翻弄されることが少なくなる。なぜなら、何かを失ってもまた別のものに頼ることができるからだ。)

これはこの数年間のパンデミックで実感した。色々な店や施設の営業自粛、旅行の制限があった時、もし外出やレジャー系の趣味しかなかったら引きこもりに耐えられなかっただろう。でも読書やお菓子作りなどのインドアな趣味もあったから楽しめた。

また、趣味を極めていると、レベルアップするほど壁に当たる確率が高くなる。そんな時、別の趣味をやってみると気分転換になるし、そのうちその趣味を極めて難しさを感じた時、壁を感じていたもう一つの趣味が意外と簡単に思えてきたりする。

高校生だった頃の大学受験の時を思い出すと、受験勉強をしながらピアノ演奏も頑張っていた。結果希望の大学に合格できた。受験勉強が苦しかった時、ピアノの難易度の高い曲に挑戦することで気分転換ができた上、勉強の方が楽に感じることもあった。ピアノの練習時間によって受験勉強の時間が減ったが、もし受験勉強だけやっていても嫌気がさして続かなかったと思う。

プロ野球・アメリカ大リーグの大谷翔平選手はピッチャーとバッターの「二刀流」で大活躍している。彼がプロ野球選手になった頃、野球解説者などのプロ野球関係者の中には「二兎を追う者は一兎をも得ず」と、二刀流に批判的な意見を持つ人もいた。でも彼は二刀流を貫き、成功した。きっと彼も「投手」と「打者」と二つの役割があるから、たとえ片方がスランプになっても、他方に救われることで、モチベーションを維持できているのだと推測する。きっとどちらか一つに絞っていたら、今のような活躍は見られなかったかも知れない。

バートランド・ラッセルの格言にある「興味の数が多いこと」のメリットは人間関係にも当てはまると思う。

私は友達の数は多いほど良い、などとは思わない。でも、複数の世界を持っていると幸せになるチャンスも増える気がする。

例えば、自分を取り巻く人間関係が家族、親族など身内しかない人よりも、仕事関係など別の人間関係の世界を持っている人の方が精神的に救われることが多い。なぜなら、もし身内での人間関係でストレスを抱えていても、仕事やその人間関係が嫌な事を忘れさせて、癒してくれることもあるからだ。

逆に仕事の人間関係でストレスがあっても、家に帰れば家族の温もりに癒やされるということも、もちろんあるだろう。

そして、仕事、家庭以外の世界(趣味に関することなど)も持っているとさらに良いと思う。

SNSの世界では、逆にジャンルや話題を絞って発信している方が、多くの人を集めやすいようである。お役立ち情報を中心に発信していて人気のアカウントの人が、たまに推しのアーティストについて発信した結果、フォロワー数が減ったという話を聞いた。恐らく、自分に興味の無いことが少しでも流れてくるのは嫌!というユーザーが多いのかも知れない。

でも私は、色んな引出しのある人の方が魅力を感じる。

このブログもジャンルをあまり絞らず、趣味の話題や興味のあることも率直に発信していきたいと考えている。

タイトルとURLをコピーしました